業務改善を進める中で、手段であるはずのシステム導入が目的になるシーンを見かけることがある。その場合、業務をどのように効率化するかなど目的をまず明確にし、それを実現するための手段を考えるようアドバイスすることが多い。
しかしながら、現場の実態として目的を整理することができないほど手不足な状態に陥っていることがある。その場合は、手段先行でシステムを導入し、まずは手余り状態を実現するというアプローチも必要である。
重要なことは、改善のための余裕を確保することであり、余裕が確保できれば本質的な改善に着手できるはずである。
望ましくは、手不足状態になる前に、改善を進めておくことである。
(2018/7/3)
「569チャンネル」第36回目の放送です!今回の語録は2018/7/3に書き留めた「システムは手段であるが、目的を達成するために手段先行で進めなければならない時がある」です。
目的・目標があって、それを実現するための手段を考え実践するのが一般的だと思います。
しかしながら、時として手段が目的になってしまうことがありませんか?
そんな事象は、システム導入を検討されているシーンにおいてよく見かけます。
手段つまりシステム導入が先行すると、システムを導入することが目的となってしまい、本来やるべきことから逸脱してしまうことがあります。
結果、目指していた効果を得られず、変化にも対応できなかったり、保守運用が後手後手になってしまうことになりかねません。
一方で、私の趣味のゴルフでは、手段である道具を買ってから考えることがよくあります。
流行りや見た目で買うことが多いですが、ゴルフのスコアを良くしたいという目的・目標が存在します。実際、買う前には、人に聞いたり、自分で調べたり、クラブを借りて試したりします。
結果、うまく行かないこともありますが、目的・目標が大事だと改めて感じます。
システム導入の前には、目的・目標を明確にし、導入前に色々調べたり、シミュレーションなどして試すことが重要だと思います。自分で判断するのは難しい場合は、セカンドオピニオン的な専門家を仲間につけて最適な手段を選定することが必要ではないでしょうか。
会話の中から何かヒントをお届けできればと思います。
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